働く者のための労働法連続講座

 第一回労働法講座25人が受講

政府の労働法制緩和によって非正規労働が増加する中、賃金が上がらず最低賃金に張り付く労働が増えていること、雇い止めや残業代未払い、ハラスメント被害も激増しています。労働者の被害をどこが受け止め、解決していくのか“まったなし”の状況にありますが、そうした問題に向き合い解決の手を差し伸べる労働組合の側も、相談員確保に困難が生じていることも現実です。

こうした現状の打開にむけ、とりわけ三多摩地域での「労働相談員を増やしたい」「労働法を学びたい」との要求に応える、表題の労働法の連続講座を企画しました。

CU東京本部主催、東京地評と三多摩労連が協賛し、CU三多摩が事務局を担っています。三多摩地域50以上の組合・団体に案内、現在30人が応募。第1回目の講座を八王子合同法律事務所の尾林芳匡弁護士が行いました。

1月21日の講座プログラムは、冒頭に佐藤義見CU東京委員長より「相談員を増やすことが肝、三多摩の企画は注目されている」と主催者挨拶、北村博昭特定社労士からのガイダンス説明、尾林先生の講義と質疑、大江拓実CU三多摩書記長の「三多摩における労働相談とその解決内容」が報告されました。

参加したKさんは、「今後、実践的な交流ができるような運営も」との意見が表明されました。

講座は12月まで毎月第3土曜日開催で続きます。途中参加、受講者交代も可能ですので、これからの受講申し込みも受け付けます。

 講座を通じて相談対応に自信が持て、職場環境を変えていく成果をめざします。