組合員から投稿

“原水爆禁止世界大会 in長崎”に参加して        

2023年8月、原水爆禁止長崎大会に年金者組合多摩から参加しました。私 の選んだ分科会「非核平和のアジアと日本」では、沖縄をはじめとする南西諸島と、韓国、フィリピンなど東アジア各国代表の緊迫感溢れる発言を直接聞き、大きな収穫でした。

日本や東アジア地域の共通点は、皆が米国の関与を受け「台湾有事」に備え、「対中国戦略」として米国から武器を買い、大規模演習が常態化し、ミサィル配備が計画されているということです。南西諸島代表(与那国島)は、自衛隊誘致を始まりに、すべての島々にミサイル配備、強靭な地下基地が計画されていると現状報告。それはまるで「新しい戦前」そのものに思え、戦慄を覚えるものでした。

各国・地域代表の発言はミサィル基地や核に対する危機感が多数を占めましたが、締めの言葉は「軍拡に反対し、戦争のないアジアを目指し連帯しよう!」という平和なアジアを希求する熱い思いに溢れたものでした。

分科会の最後に司会者は「世界の大きな流れは軍事同盟ではなく、核兵器禁止条約にある。手を取り合い平和の流れを作っていこう!」 と力強く呼びかけました。9条を持つ日本こそ一刻も早く核兵器禁止条約を批准してほしいと思ったことでした。

 Y.T(多摩市)