国立ハンセン病資料館不当労働行為問題が解決
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国立ハンセン病資料館不当労働行為 勝利的和解へ
労働組合(国立ハンセン病資料館分会)から報告のメール
2023年9月13日、中央労働委員会第8回目調査期日において、稲葉上道、大久保菜央両組合員に対する不当解雇事件が和解となりました。
今回の和解は、国公一般国立ハンセン病資料館分会が笹川保健財団に求めてきた、国立ハンセン病資料館の設立の経緯や目的を忘れることなく、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)を含む療養所入所者・元患者及びその家族の意向を尊重した資料館の管理運営を行うことを前提に成立しました。
・館内での組合活動を認めること、組合員の労働条件といった義務的団交事項以外について要望書を提出できるなど、健全な労使関係を構築すること
・資料館運営に労働組合の意見を反映させる機会を保障すること
・ハラスメント防止のための環境整備、外部通報窓口の設置などの対策をとること
・和解金額以外を非開示としないこと
との合意を獲得しました。
私たちの職場復帰は叶いませんでしたが、今回結成当初の目的の実現に向けた足がかりを手に入れることができました。
2020年3月末の解雇以降3年半に渡り、みなさまには多大なご支援をいただきました。私たちがここまで闘えたのも、多くの方が署名やカンパ、抗議行動などで支えてくださったおかげです。心よりお礼申し上げます。
今後は、和解条項の実現に尽力してまいります。引き続き国公一般国立ハンセン病資料館分会をよろしくお願い申し上げます。
国公一般国立ハンセン病資料館分会 稲葉上道 大久保菜央