自民・維新連立で高市内閣成立

国民の声遮る 議員定数削減画策 

労働時間の「規制緩和」 

10月22日、臨時国会が開かれ、自民党と維新の会が連立した高市内閣が成立しました。

 26年間続いた自公連立が解消され、参議院選後の与党過半数割れに、様々な政党の組み合わせで談合がなされたけれど、結局自民党が維新の会を抱き込んでの政権となりました。

 維新の会は、連立の条件に議員定数削減を要求し、とりわけ比例代表に焦点を当てています。これには各界から批判の声が上がっています。

 日本の国会議員の数は先進国諸国中最も低く、小選挙区制の下で、自民党独り勝ちの様相を呈してきました。しかし、市民と野党の連合が各地で取り組まれ、貴重な共同候補が誕生するなど、衆議院において、与党過半数割れを実現し、今年の参議院選挙でも与党過半数割れを実現したのです。

これらの選挙で示された国民の民意は「裏金問題は許さない」「消費税の減税」です。新政権が、この国民の声を見向きもせずに、国民の声を遮る議員定数削減を画策するなどとんでもないことです。

テレビのニュース番組で、維新が言う身を切る改革について、「切られるのはテレビを見ているあなたの身です。議員とは誰か、国民が自分の代わりに、あなたの声を運んで議論してもらうために、国民が選んだ代表です。議員は私たちの声なんです。彼らの人数を制限すると、既に遠ざかっている政治が、もっと遠くなっていく」のだと発言したのは、新外交イニシアチブ(NPO)代表の猿田佐世氏です。この声に共感が広がっています。

国民の「裏金問題許さない」という声や「消費税減税を」と言う声をまったく無視し、軍備を拡大、世界での戦争に関わるという野望が最優先される政治に突き進んでいくことは間違いないと思います。

議員定数削減より、政党助成金廃止!

軍備拡張より、賃金上げろ!

社会保障充実を!

裏金議員はやめろ!

団体・企業献金は禁止!

核兵器禁止条約を締結しろ!

労働基準法のなし崩し的改悪はするな!

労働者の権利を守れ!

の声こそ生かしましょう。

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