組合員の投稿 (寺川知子さん)

母90歳 世の中の幸せつくる運動、いまでも 

母は来年90才になります。

戦後、幸せを求める運動が大きく広がり、平和と民主主義の運動のひとつとなっていくなか、中央合唱団が創立され、それを出発点として広がっていくうたごえ運動に、成人前の母は、その運動に加わることが自然な流れだったのだろうと想像できます。

その運動の中で一緒に活動する父と母は出会い私が生まれました。

私は、活動する母を見て育ちました。世の中を変えることが、生きることへの任務のように、多くの仲間とともに様々な運動に参加してきた母は、活動すること、運動をつくっていくことに誇りを持っている。その考えは、時代の流れの中でも変わらない。母はCU東京の組合員になってから、拡大にもこたえて仲間を増やしてきました。

母が85歳になったとき、自分史年表を作ることを私は母にお願いしました。一人の女性が、運動に全力で社会の矛盾に立ち向かった姿を知りたい。知ることが私の役割であると思っています。そんな母に私は、いつまでも憧れています。