第38回日本高齢者大会
人間の尊厳を守る社会を全世代の連帯で築こう
2025年11月11日、12日の二日間、第38回日本高齢者大会が、さいたま市大宮ソニックシティをメイン会場に開かれました。二日間で2540人が参加。
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12日の全体会では、中央実行委員会を代表して、全日本民主医療機関連合会会長の増田剛氏が主催者挨拶。高市・維新反動政権による大軍拡と医療・介護などの社会保障抑制を批判。「若者世代と高齢者が連帯して、個人の尊厳が守られ、充実した社会を作るために大奮闘しよう。」と呼びかけました。
畑中久明事務局長が基調報告。高市政権が狙う改憲や国会議員定数削減、社会保障改悪などを批判、高齢期運動の前進へ❶一人ぼっちの高齢者を無くす運動を広げる。❷国際高齢者人権条約の制定の機運を高める。❸平和と民主主義を守るため市民と野党の共同を広げることを提起しました。
全労連の秋山正臣議長が来賓挨拶。芝田英昭立教大学教授が社会保障制度の歴史について記念講演をし、「軍事ではなく社会保障の充実こそ平和への道」と語りました。
前日の分科会では特別企画“いま豊かさとは何かを問う”の講演会に500人以上が参加。97歳の暉峻淑子埼玉大学名誉教授が「豊かな社会における人間の尊厳(憲法13条条幸福追求権)の保障」を講演。“真の豊かさとは何か”を厳格に追及する姿勢は参加者に大きな感動を呼び起こしました。
10講座9分科会では貴重な問題提起と活発な討論が行われました。来2026年11月10~11日11月10~11日、大阪国際会議場で開かれます。 糀谷 明