厚生荘病院労組のたたかい


解雇無効・地位確認裁判 証人尋問が終わりました

原告側は、湖山泰成理事長の証人尋問を要求

2024 年11 月11日 東京地裁(霞が関)で、この裁判最大の山場、証人尋問が行われました。 傍聴席が満席になる50人の支援者に励まされ、労組委員長の吉田さんはじめ4人の原告側証人と団体交渉に携わってきた東京医労連の副委員長が証言台に立ちました。
被告側弁護士が、湖山グループが厚生荘病院の経営権を握った2018年以前から赤字経営が続いていて経営が困難だったと繰り返し主張したことに対し、原告側証人は、厚生荘病院は湖山グループが経営権を握る以前は、健全な経営であったことを明確に反論、湖山が経営を握って以降の不正常な病院運営や病院閉院で長く務めてきた職場を追われた心境、病院を追い出された患者たちの状況など、涙ながら訴えました。
一方、被告側(湖山グループ)証人は、病院閉院当時関りがなく、何が起きたのか、全く知らない様子で、傍聴席からも失笑が起こる始末でした。
現在、今後の裁判の進め方を裁判所と協議中ですが、結審、判決に向かう前に、組合側は改めて、被告側の「まともな」証言を求めるために、湖山泰成理事長の証人尋問を要求する方針です。

証言台に立った原告の介護士Hさんの感想

数ある記念日の中に、2024年11月11日(月)が加わりました。この数ヶ月、緊張で眠れない日や下痢症状が出たりしました。でも、この瞬間ほど多勢の仲間がいることを意識出来た事は有りません。私は、スタッフや患者様やそのご家族の事を話しましたが、その時の事を思い出し、練習の時から泣いてしまいました。上手く話せたと
は思いませんが、言葉に詰まった時、傍聴席や遠くからも「ガンバレ!」と応援の声を身体中に感じ、不思議な感覚を体験しました。その場に立つのは1人だけど、参加出来なかったメンバーや皆が、頑張らせてくれました。熱い応援、本当に有り難うございました。これからも、宜しくお願いします。