三多摩でも安心の公共交通を

都議選の課題にも
バス路線を守る三多摩ネットワーク
事務局 星 憲彦
今、バス路線が減便されたり、廃止されたり、また運転手不足などにより、住民が交通移動手段に困っていることが各地で起きています。多摩の各自治体でも議会等で大きな問題となっています。
公共交通を利用して買い物や通院などに出かけることは基本的人権の一つです。それが、三多摩の各地域で、今まで利用していた路線バス(コミュニティバスも含む)が廃止されるとか、減便されるなどの問題が起き、住民の交通権が危うくなっています。
そこで、昨年から公共交通問題に困っている地域や、また公共交通確保に取り組んでいる地域の市議会議員を含めた市民の方、また都議会議員の方も入り、交流集会を重ね、12月には「バス路線を守る三多摩ネットワーク」を立ち上げました。
今年も何度か交流集会等を重ねた上で、東京都への要請を行うことを決めました。そして、4月15日に三多摩地域の要望として初めて、東京都への要請行動を実施しました。
要請項目は、4項目あります。①民間バス路線の廃止や減便をくい止めるため、東京都として現状を把握し、公共交通確保のために指導・監督をおこない、必要な財政支援をおこなうこと。②市町村のコミュニティバスへの東京都からの財政的支援を。③都営バスを多摩地域に拡充すること。などです。
CU三多摩地本は団体として都への要望に参加
高齢者の運転事故も増え、運転免許証返納を求める声もありますが、多摩地域では買い物も、通院も自宅近くから遠くなり、運転できないことは生活の手段にも事欠くことです。今度の都議選の大きな課題の一つにして、多摩地域の公共交通の充実を求めていきましょう。