パワハラ、残業問題
パワハラ、残業問題を団体交渉で解決
A医療法人で、介護職として長く働いてきたBさんから、全労連の労働相談センターを通じて、職場で上司から定年後の再雇用に際してパワハラなどの一方的な嫌がらせを受けていると相談。
組合は職場の労働実態や問題点を聞き取り検討した結果、A医療法人に①パワハラに対しての謝罪、②未払い残業代があることを確認し、その対応への改善と保証を求めてきました。
「相談してよかった、労組の大切さも」
当初、A医療法人は、①パワハラについては認めない。②残業代についても、「本人申請で支払っている」との態度。しかし、組合は録音の記録をパワハラ行為の証拠として提示。残業についても、タイムカードで確認しつつ、出勤時間の早いのは仕事のための準備作業をするためであり、退勤後の時間についても、夜勤者に負担をかけまいとして仕事をした結果で、時間が過ぎての打刻で、明らかに労働をしていた為の残業である、と厳しく指摘。改めて支払いを要求。
3回目の団体交渉の結果、医療法人より、パワハラ問題で、「Aさんが圧迫を感じたとすれば遺憾に思う」との表明があり、残業代についても、「解決金を支払う」との表明がありました。
Bさんは「泣き寝入りせず、CU三多摩に相談して良かった。労働組合の大切さがわかった」と話しています