ハンセン病資料館での不当解雇を撤回させよう!

中央労働委員会に公正な判断を求めるため、ハンセン病資料館分会の三たびの署名活動です

2020年3月に、国立ハンセン病資料館の運営受託団体が変わるタイミングで実施された「採用試験」で経験豊かな学芸員である稲葉上道さんと大久保菜央さんが「不採用」になりました。2019年9月に2人を中心に労働組合を結成し、資料館で常態化していたハラスメントなどを内部告発したことに対して、日本財団が嫌悪し、日本財団と笹川保健財団による、「採用試験での不採用」を理由にした不当解雇と断ぜざるを得ません。

東京都労働委員会は、労働組合側の申し立てを全面的に認め、2人を職場に戻すよう両財団に救済命令を出しました。

今回の署名は中労委に対し、最低限、都労委命令を維持し、稲葉さんと大久保さんの職場復帰を実現する命令を求めるためのものです。また組合員排除やハラスメントを事実認定し、改善を求めている都労委命令の維持は、ハンセン 病回復者の意向を代表する全療協を尊重しながら、社会に人権尊重を訴えていくのに相応しい、資料館の本来あるべき姿を取り戻すことにつながるものです。

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