どうなった?春闘

●大企業は5%、中小企業は引き上げ無し?
 大企業労組では定期昇給上げ率5%台と昨年に続き高水準回答が出そろいました。しかし、中小企業や非正規労働者の賃金はほとんど上がっていません。
 物価は日々上がり、主食であるコメは品不足が続き、その上値段も高水準の上げ幅で推移しており、5キログラムで5,000円を優に超えました。野菜や麺製品、生鮮食料なども次々に値上げされ、国民の暮らしをさらに苦しくしています。

●政府は対策講じず
 政府はこの物価高やコメ不足に、効果のある対策を打たず、備蓄米の放出もどこへ行ったのか、不信感が募ります。
 昨年11月、石破首相は政労使の意見交換を受け、「生活が豊かになったことを一人一人の国民に実感していただきますよう、賃金上昇が物価上昇を安定的に上回る経済を実現することを目指します。」と言いました。しかし、その後何の対策も示さしていません。
やはり、選挙で政治を変える我々自身の取り組みが必要です。

●群馬県中小企業に一人5万円の賃上げ支援策
 政府の無策に対し、群馬県は新年度から従業員の賃金を5%以上引き上げた中小企業に、一人当たり5万円を支給する『ぐんま賃上げプロジェクト』を始めます。
一事業所100万円が上限だと言いますが、労働者や賃金の格差が従業員募集にも関わる事業者にとって力強い応援です。
岩手県でも数年前から実施されています。