その他進行中の労働相談
①労災事故についての相談。監督官庁に対して指導を求めます。
東村山市の加藤商事株式会社で働くAさんは、昨年12月、東久留米市の柳泉園組合内での作業中ケガをしたが、「会社が労災対応をしてくれない。」と相談をよせました。
Aさんは労務請負契約であることから、団体交渉をしました。しかし、加藤商事は顧問弁護士と相談し、「山田さんとは請負契約であり、事実を曲げて労災保険を適用させて、保険金を請求することは詐欺罪に誰何されると指摘された」と、労災手続きを拒否されました。
Aさんと当組合は、業務中の災害について、立川労働基準監督署に直接申請。立川労働監督署より労災認定されました。
そもそも、加藤商事とAさんとの「業務請負契約書」は、❶「請負代金」の名目で、1年間で360万円、月30万円。❷1年間の就業日数「搬入日」は257日。❸就業時間は、8時15分から、17時15分まで。休息は12時から13時までと指定されています。これは、1日8時間、年間2,056時間を指定して拘束する意味であり、仕事の依頼や業務指示への諾否の自由が生じる余地はありません。また、報酬も労働時間を基礎として計算されており、生活保障給としての性格は会社の他の社員と特段異なる点は無く、まさに労働者と言えます。
立川労働監督署の労災認定を受けて、あらためて、加藤商事に団体交渉を申し入れましたが、「あくまでも、労働者として認めないとの態度」で交渉を拒否しています。組合として、監督官庁に対して指導を求め、取り組みの具体化をします。
②その他の相談
❶上司からの嫌がらせ・パワハラ相談。紹介・東京土建日野支部から。❷雇止めの相談。組合員の紹介。❸契約期間中の解雇事件・不利益変更。紹介・上林東大和市議。❹雇止めの相談。紹介・組合員の知人の紹介。❺組合員の家族手当の未支給の問題の相談。❻組合員の施設警備業務での勤務状況の相談。
これらの他にも日々相談が寄せられています。