組合員の投稿②

船旅で見た世界の事情-2

核兵器廃絶と平和を考えた

船内では様々な催事があります。大きいものでは運動会やダンスパーティなどですが、乗船している特技を持った人たちが、個人的又はグループでの発表会なども行われます。毎日夜になると船内新聞が届きます。

毎朝、ルームクリーニングが9時半頃まで行われるので、朝食後はラウンジでピアノとフルートや弦楽器でのライブ演奏(写真)を聴きながら、その日の予定を立てたり本を読んだり、すごく贅沢な時を過ごしました。

 今年は戦後80年ということで、平和や原爆戦争に関する講義や催しが多かったと思います。 

昨年ノーベル平和賞を受賞した被団協の皆さんが乗船していて、折鶴プロジェクトや、核兵器廃絶を最後まで訴えていました。2017年にノーベル平和賞を受賞した『核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)』の川崎哲さんとのフリートークセッションやベルゲン(ノルウエー)から乗船したアイキャンのメリッサ・パーク事務局長を含む13名が私たちの目指す世界を改めて指し示したことは大変な意義深いものでした。

 また、核実験が行われているマーシャル諸島、セミパラチンスク(旧ソ連の核実験場)、アメリカのネバダ州などの被爆者や現地の状況なども聞き、改めて核兵器や原発をこの世界から無くすことが大事だと思いました。

核兵器を自ら無くした唯一の国・南アフリカ共和国の話やスペイン領カナリヤ諸島の首都ラス・パルマスには憲法9条の碑があることなども知ることができました。

今回の旅行のメインはガラパゴス諸島とコスタリカです。次回に報告します。

宮田清志記