CU本部第17回定期大会

間らしい雇用と労働の実現へ

たたかって増やす、3000人の組織へ挑む

2025年6月29日、CU東京の第17回定期大会が大塚のラパスホールで開催されました。代議員37人中37人の出席、また特別代議員も35人が参加しました。

冒頭、佐藤執行委員長が、1900人を目指して拡大月間に取り組み、ほぼ達成したねんと報告。この間の労働相談はユニオンや三多摩での大企業相手の争議をはじめ、400件を超える相談を受けてきた。これらは全国を励まし、CU東京は存在感を示したと挨拶しました。

続いて、東京地評、全労連、日本共産党都議団などの来賓あいさつが行われ、異口同音に労働相談の取り組みや今後の労働運動への期待を表明しました。

 第17回大会の任務と今後の運動

 白滝書記長が第1号議案経過と25年度方針第2号議案決算と予算、第3号議案役員体制、第4号議案ストライキ権の確立について報告。休憩をはさんで討論が行われました。

白滝書記長は第16回大会後の運動でも労働者の権利擁護の闘いが進んだこと、仲間に寄り添う労働相談活動が前進したこと、春闘共闘や協力協同の闘いが進んだことなどに付け加えて、組織の拡大と強化、支部の取り組みや女性・青年の活躍について報告がなされました。

また、労働者を取り巻く情勢の特徴として、物価高騰の影響で消費が落ちており、7月の参議院選挙を前に消費税の減税が大きな争点になっていること、一方で軍事費が増大し、さらなる引き上げがトランプ政権から要求されていることや政界に広がる戦火についても懸念が示されました。

労働者を取り巻く状況としては、労働法の事実上の改悪が目論まれていることや日産自動車のリストラ計画など厳しい状況が推測されるが、労働組合の組織率の低迷が続いている中、コミュニティユニオン東京の個人加盟労組の前進が求められていると報告されました。

 8支部・分会がそれぞれの活動を報告

 討論では、江戸川支部が困難を乗り越えて15周年を迎えたこと、港支部の争議団当事者が10日に一回のスタンディングなどで頑張っていること、地域労組こうとうは350名の組合を達成したこと、ユニオンちよだはAGCとの争議に勝利したが職場でこれまで以上の嫌がらせがあること、文京支部からは本部執行委員会が金曜日に行われているが参加が厳しいので一考してほしいとの要望も出されました。

三多摩地域本部からは三宅副委員長(写真)が2024 年にたたかった朝日生命事件への支援のお礼など、多摩地域に新たな支部を立ち上げていくことへの決意を述べました。

大会の全日程終了後提案された議案は全会一致で採択されました。