今寄せられている労働相談より
①賃金未払い問題
自宅で看取りをする家庭の支援をする訪問看護事業所で看護師として働いていました。ところが、訪問先の患者さんが死亡し、予約が解除。契約ではそういう事態でも賃金が払われるとなっていましたが、経営が悪化していると未払いに。解決が困難になっています。
②施設警備業務での勤務過重問題
国の施設の警備を請け負う企業で、24時間拘束の勤務。人手がなく、上司に申し出ても何もしてくれない。勤務の時は、朝9時半から翌朝8時59分までの勤務だが、実際には朝7時半から勤務が始まっている。労働時間管理もされていない。そもそも契約書も渡されていない。事業者は団体交渉を拒否。労働法上も許されない事態。解決のために努力中。
③酒の量販店で問題を告発し、雇止めに
2021年から働いているが、契約社員で、三か月単位で更新され、12回になっている。
有給休暇が勝手に消化したようにされ、タイムカードを押さずに勤務するよう命令したり、運転業務の際のアルコールチェックもされなかったりして、それを指摘すると、「事故が起こっていないからいいんだ。」とか、「有給の勝手な消化をした者を知ってどうなる。」など居直る上司が許せない。「殺すぞ」などの暴言もあった。
5月に本社に呼び出され、雇止めを通告された。数回の団体交渉を行い、一定の線で解決に至りそう。当事者は、「会社のやり方はあまりにも卑劣で、きちんと謝罪をしてもらいたい。また、口外禁止条項は無しにしてほしい。まだまだ困っている人が会社にいるから。」と語っています。
④定年後、再雇用に関する問題
定年後の再雇用の条件が、週一日勤務との提案。再雇用制度では、現役時代の60%の保証をするよう求めており、納得がいかないと団体交渉中。
⑤ごみ収集事業所での勤務状況の問題
労働時間が朝8時から16時まで、昼休みもなく働かされている。タイムカードを16時に取り上げられ、残業時間の記載もできない。給料の支給日が突然15日遅らせると通告があった。
会社都合で退職したい。団体交渉中。