イスラエルはガザ虐殺をやめろ!イスラエル大使館前で抗議行動
2024年6月7日、イスラエル大使館前で「イスラエルはガザ虐殺をやめろ!イスラエル大使館前行動」が行われました。警察がイスラエル大使館前の道路を封鎖しているため、近づけず、近くの路上で警察の規制の中での抗議集会になりました。大使館への要請も1回5人に限られ、要請団に対しても大使館の門前に職員が一切姿を見せない、礼を失した対応を取り続けています。
狭い歩道上に400人の人たちが集まり、「ガザに自由を!イスラエルは虐殺やめろ!直ちに停戦!のコールを上げ続けました。
以下は、6月7日の抗議行動で採択された、イスラエル政府への抗議要請書です。
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イスラエル政府首相
ベンヤミン・ネタニヤフ さま
2024年6月7日
ガザ侵攻と市民の無差別大虐殺の即時停止、ガザ封鎖の即時解除と軍の撤退 、占領地 への入植と併合の撤回、パレスチナ国家の承認により、公正で永続的な平和 を実現することを求めます。
イスラエル政府は、「自衛権行使」という□実でパレスチナのガザ地区に大規模な侵攻を行い、昨年 10月 以来、 8か 月経った現在もそれを続けています。その結果、ガザ地区全体が廃墟になり、確認されただけで 3万 6000人 を超える市民が命を奪われ、死者のうち子どもは 1万 5000人 、女性は 1万人ともされ、8万人以上が負傷 しています。また、ガザ地区を封鎖して市民が生きてい<うえで不可欠な食糧、水、燃料、医薬品などの搬入を遮断、制限してきたため、ガザ市民には飢餓状態が広がり、すでに子どもの餓死も報告され、傷病者は救える命も失っています。
これはもはや、「自衛権の行使」などの理由で許されるものではありません。そもそも、あなたたちは、∃ルダン川西岸地区も含めて、占領地に自国民の入植を容認、推奨し、占領地の多<を自国領として併合し、パレスチナ住民を力で排除、抑圧してきま した。これは明らかに国際法違反であり、パレスチナ人に対するアパル トヘイト体制にほかなりません。あなたが掲げる「ハマースの根絶」作戦の実態は、こうした不法な政策と体制の上にガザの全面破壊と市民の無差届」大虐殺を重ねるもので、まさに「ジェノサイド」であります。
あなたたちがどれだけ弁解しようと、国際刑事裁判所 (ICC)の主任検察宮が、ハマースの幹部とともにあなたとガラント国防相の逮捕状を請求 していることも、それに続いて国際司法裁判所(ICJ)が、ガザの避難民が密集するラフアヘの侵攻の即時停止を命じたのも、あなたたちの軍事作戦の違法性、非道さが明白であり、ガザの人びとの極限の状態が一刻の猶予もできないからです。
そして、この認識は、いまや世界中の多<の人びとに共通のものであり、ガザ市民を窮状から直ちに救援することが必要という人道上の緊急行動への共感がかつてな<広がつています。あなたたちは、このことを理解すべきです。「たとえ孤立 しても作戦を貫徹する」など、国際法も人道・人権も無視した行為は直ちにやめるべきです。
以上のことから私たちは、あなたとあなたの政府に次のことを求めます。
1.イスラエルは国際人道法と国連決議を守り、国際社会の要請と努力に真摯に対応し、即時停戦とイスラエル軍の撤退を行うこと。
2.ガザ封鎖を直ちに解除し、緊急人道支援を行うため、陸路の物資搬入を妨害しないこと。
3.ヨルダン川西岸など占領地への入植とその領土併合の政策を撤回すること。
4.パレスチナ国家を認め、公正かつ永続的な平和を実現すること。
「パレスチナに平和を !緊急行動」参加者―同
03-3221-4668
kenpo@galaxy.ocn.ne.jp