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忙中閑あり ー先祖はー

私の生まれは茨城県の県庁所在地、水戸に近い笠間市だが陶芸の地として笠間焼が知られ、市内稲田地域には、みかげ石の採掘場がある。ネット検索すると、採石場は最近「石切り山脈」として紹介されている。採掘跡地はいま撮影のロケ地となっているらしい。

また、近くには「浄土真宗別格本山西念寺」(写真)という古刹がある。親鸞とその妻子が暮らしたらしく親鸞の遺骨の一部も祭られている。私の実家の菩提寺も弟子の唯心(唯心寺)という方が開祖とか。子ども時代はお寺の名しか知らなかったというより関心がなかったので、最近知って尋ねたが、歴史に思いを馳せる日でもあった。

ついでに言うと、歴史上の事件で桜田門外ノ変(水戸浪士による江戸幕府大老井伊直弼を暗殺した事件)の襲撃者18人の1人が神官であった高祖父だ。年齢も50歳を超えていたとか。「テロリストか革命者か」、ルーツ持つ身としては・・・。
 さて、茨城県というと魅力度ランク47位と最低の評価らしい。が、掘り起こせば歴史の一旦に触れる地も多く、訪ねてみてはどうかと思う場所も多い。

リタイヤ後にCU東京の活動に参加してきた身ではあるが、年齢とともに心身の衰えが感じられる昨今、若い世代への引継ぎの思いが強くなっている。次世代を担う組合員の皆さんの、一歩の踏み出しを大いに期待したい。        宮本 一記