CU東京 CU三多摩の歩んできた道
コミュニティユニオン東京は、2009年6月14日に組織人員57人で結成大会を開催しました。本部結成大会では「非正規や小企業で働く労働者を居住する地域を基盤に多数派をめざし、地域の労働組合などとの共同を広げ、国民の中から貧困や格差、差別の解消のため」、「日本国憲法の平和主義や基本的基本的人権を擁護し、職場・くらしに生かすため、その実現をめざします。」と宣言しました。CU東京は、今年の7月の定期大会で14回目を迎え、組織人員は1630人(7月15日現在)となりました。
そうした中、CU三多摩協議会は、CU東京結成6年後の2015年の2月に準備委員会を組織人員26人で作り、2015年の6月28日に結成大会を41人で迎えました。
結成大会での方針は次の通りです。
① 組織建設を進め、年内に100人の組織数をめざします。
② 雇用・労働相談のとりくみに力を注ぎます。
③ 組合員相互の交流や親睦を強める活動に取り組みます。
④ 他労組との協力・共同を進め、平和と諸要求実現の活動を進めます。
この7年間で、三多摩地域で、組合の宣伝、相談活動に取り組み、200件を超える労働相談を受け、事業所との団体交渉を行い、その多くを解決してきました。そうした取り組みを通じ、組合に仲間を結集、2022年8月現在307人の組織人員となっています。
2022年度も引き続き、三多摩地域で労働相談を、みんなで解決する、「駆け込み寺」として、労働組合の役割を発揮していきます。
労働相談強化と組織拡大を柱にし、CU東京3000・三多摩500を
現在の労働組合運動は、集団的労使紛争から個別労使紛争へ大きく変化したことで、「個別労使紛争」に対応する「地域ユニオン」の役割と期待が大きく広がっています。そのための相談体制の強化が強く求められています。
相談体制は、12名の相談員が担っています。相談体制の強化のために定期的に相談員養成の学習会に取り組みます。相談員が経験を積みながら、相談の労働者としっかりと手を携えて問題を解決します。
2022年度のCU三多摩の拡大到達目標を350人組織実現とします。昨年度はコロナ禍で実現できませんでしたが、今年度は全力でその目標達成を目指します。
CU三多摩の活動を発展させ、地域に根付いた活動を進めるには地域との協力・共同が必要です。CU三多摩の労働相談活動を知ってもらい、組合への結集を進め、組織を確立することが、一人一人の相談者の要求に応えることにつながることを伝えるために、地域の懇談活動を取り組みます。