【労働相談より】

退職に当たっての団体交渉で

就業規則の意味も給料明細書の大切さも労働組合の必要性も分かった! 

T病院の給食調理業務に勤務していました。調理師の人手が慢性的に不足で、公休の日に休めないため、管理職に調理師を雇うよう常に進言していましたが、聞いてもらえませんでした。公休の日に休める体制を作るため、半日休を増やし、合わせて公休を取ったことにしていました。

早番も5人必要な所を4人にされていました。それは、少しでも休みの日に人を確保するためです。早番の時は、朝5時の作業開始にも拘らず、4時半頃に出勤。しかし、残業代も深夜料金での支給ではなく、普通の早出の計算でした。

遅番の時も、仕事が間に合わないので早めに出勤していても手当てはなく、休日出勤していても休日手当てもつかず普段の出勤と同じ扱いでした。

このように不当労働行為がまかり通っていた職場で、処遇の改善も望めず退職を決意。その時CU三多摩協議会に相談したところ、団体交渉を行う中で、残業代をまともに支払ってもらえることになりました。

T病院が、労働基準法に反することをやっていたことを、給料明細書や労働時間管理やタイムカードの記載などで分かることも学びました。

この体験を通じて、労働組合の大切さが分かり、給与明細や就業規則等学習する大切さがわかりました。            【MY】